面接のコツ
(1)、面接マナーの基本
これから転職を希望されておられる方にとって、最初の難関は、なんといっても面接です。これも、新入社員というなら、元気、素直、自分のことをはっきり言える等々で、かなりポイントを稼ぐことも可能かもしれません。
しかしながら、それがキャリア、実績を積んできた人の転職となったら、それだけでは、当然、不可です。つまり、一人の社会人としての質が問われる場面でもあります。そこで大事なのが“身だしなみ”というものです。
面接官は、履歴者や経歴書などの内容で、これから面接する人の粗方は掴んでおりますが、それでもその人は、初対面の人物であることには違いありません。ですので、いかに良い印象を持ってもらうかが、面接を受ける側の勝負どころとなります。
ある会社の例でいうと、面接時の第一印象だけで、その人の採用、不採用を決定してしまうケースもあるようですので、身だしなみに気を使って、使いすぎることはありません。基本は、清潔感のあるさわやかさを売りにすることです。
1、髪型
カラーリングは不可。また、前髪が目にかかると暗い印象を
与えてしまいます。当然、寝ぐせなどは、もってのほか。
2、服装
スーツにネクタイが基本であります。私服でよいですとされていても、やはりこのスタイルで面接に臨むべきです。色、柄はなるべく落ち着いたものを選び、面接時にはネクタイが曲がっていないかなどのチェックが必要。
3、靴、カバン
人は足元を見ると言われます。靴は必ず磨いていきましょう。カバンはビジネスバック。リュクサックはスーツに不釣り合いです。
4、面接時での姿勢
椅子には浅く座り、手は必ずヒザの上にそろえる。視線は面接官へ向けますが、あまりジロジロと見ては、かえってマイナス。目を合わせたら、すこしだけ面接官の先を見るような工夫も必要です。ただし、キョロキョロとはしないこと。
5、入退室時
ア、ノックを二回して、「どうぞ」との声を聞いてから入室す
る。
イ、部屋に入ったら、まず一礼。「バツバツです。よろしくお
願いいたします」と氏名を名乗り、あいさつ。
ウ、面接官に着席を勧められてから、椅子に座る。
エ、面接の開始から終了。
オ、起立し、「本日はありがとうございました」と一礼。
する。
カ、ドアの前で振り向き、面接官に一礼し退室。
転職による中途採用の場合、なんといっても一番、重要視されるのが、人間性というものです。要するに、好感がもってもらえるかどうかが勝負の分かれ目なのです。そのため、言葉づかい、服装や態度などの基本マナーの善し悪しが決定的に大事になります。決して失敗しない面接とは、要するに、誠実な態度と振る舞い、この二つなのです。
(2)、面接で聞かれる質問と答え
面接では、その人のコミュニケーションの能力や、知識、経験、実績など様々な角度から質問されますが、その中に必ず聞かれる項目が何点かあります。
1、自己紹介 2、志望動機 3、自己PR及び会社への質問
以上の3点がそうです。
1、自己紹介
よくある質問例
・×分間で自己紹介をお願いいたします
・これまでの経歴を簡単にご説明願います。
回答のポイント
・限られた時間の中です。ポイントを事前にまとめておいて、時間をコントロールする工夫をしましょう。
・職歴は具体的に、自分が関わった仕事のスキルの話をします。その際、面接官にも分かるように、専門用語は避けるようにしましょう。出来るだけ手短に、3分~5分程度に話をまとめるようにするべきです。
2、転職理由
よくある質問例
・転職を考えた理由をお聞かせください。
・弊社への転職を希望されておられる理由は何ですか。
・弊社に、どのようなイメージをお持ちですか。
回答のポイント
・自分の将来像と、やりたい仕事が転職によって実現できるという説明をします。
・転職を希望する企業を事前にリサーチして、その企業の強みや他社との違いを把握し、それが今の会社では実現できない理由をあげましょう。ただし、その際、悪口はご法度です。上司が悪い、経営が悪い、会社の体制が整っていない等、あなたのマイナスになるだけです。
・前の会社の個人情報、機密事項については、絶対にしゃべらないことです。ルールを守れない人間として敬遠されるだけです。
3、自己PR
よくある質問例
・最後に何か質問があればどうぞ。
・あなたの強みはなんですか。
回答のポイント
・面接官にこちらのやる気を見せるためにも、積極的に質問しましょう。本気になって、その会社を転職先と考えていれば、一つや二つの質問はあるはず。それを遠慮せずにぶつけましょう。
・面接官に理解してほしいのは、あなたがこの会社で役に立つ人間であるという点です。したがって、この会社の仕事に役立つ強みをアピールするのです。その際、なるべく具体的であることが望ましいです。